最期の関わりにより、家族も前向きに生きられる
すでに親族が全員亡くなっているなど本当に身寄りのない方では、1人暮らしでも在宅医療チームが本人を支援し、在宅看取りとなることもあります。
一方、家族がいるけれど長く疎遠であるというケースでは、なるべく最期までにご家族と繋がれるようにチームで働きかけをすることもよくあります。
人生の終わりが近づいた終末期というのは、ほかに代えることのできない特別な時間だと私は思います。長い間不仲だった家族でも、命の終わりが近いことを知ると、本人あるいは家族がそれぞれに歩み寄り、和解できる例は少なくありません。
そして終末期の介護などを通じて、家族が互いに心を通わせる時間が少しでもあると、それまでに数多くの苦労や葛藤、嫌な記憶があったとしても、最終的にすべてが「良い思い出」になります。
反対に、最後に良い関わりをもてないまま家族の1人を失うと、その人の死後も「かわいそうだった」「寂しい最期だった」「後悔している」など、家族にずっとマイナスの感情が残ってしまいます。
その人が亡くなったあと、残された家族が前向きに生きていくためにも、終末期の関わり方は重要な意味をもちます。
一方、家族がいるけれど長く疎遠であるというケースでは、なるべく最期までにご家族と繋がれるようにチームで働きかけをすることもよくあります。
人生の終わりが近づいた終末期というのは、ほかに代えることのできない特別な時間だと私は思います。長い間不仲だった家族でも、命の終わりが近いことを知ると、本人あるいは家族がそれぞれに歩み寄り、和解できる例は少なくありません。
そして終末期の介護などを通じて、家族が互いに心を通わせる時間が少しでもあると、それまでに数多くの苦労や葛藤、嫌な記憶があったとしても、最終的にすべてが「良い思い出」になります。
反対に、最後に良い関わりをもてないまま家族の1人を失うと、その人の死後も「かわいそうだった」「寂しい最期だった」「後悔している」など、家族にずっとマイナスの感情が残ってしまいます。
その人が亡くなったあと、残された家族が前向きに生きていくためにも、終末期の関わり方は重要な意味をもちます。
「在宅看取り率90%」は全国トップクラス
在宅医療を行うクリニックでも、「在宅看取り」をどのくらい重視しているかは、医療機関によって差があります。
一般的には、容態が安定しているときは在宅で療養をしていて、終末期や重篤な状態になったときは在宅医から地域の病院へとつなぐ例が多いところもあるようです。
それに対して当クリニックは、「患者さんが望む場所で最期を迎えられる」ことを基本方針としています。本人に「最期まで自宅で」という希望があれば、できるだけ緊急搬送を減らすべく、在宅での治療や生活支援に力を入れています。また看取りが近づいた時期には、本人と家族が不安や緊張に苛まれて在宅看取りを諦めることがないよう、終末期の医療・ケアをかなり手厚くしています。
その結果、過去5年間(執筆当時・静岡ホームクリニック)の実績でも、在宅療養をされている人のうち、8、9割は自宅(有料老人ホームなどの施設を含む)での看取りを実現されています。これは全国でもトップクラスの在宅看取り率といえます。
「最期まで、自宅で自分らしく過ごしたい」という人は、在宅看取り率をチェックし、医療機関の姿勢や実績を確認したうえで、在宅医療クリニックを選ぶと安心でしょう。
一般的には、容態が安定しているときは在宅で療養をしていて、終末期や重篤な状態になったときは在宅医から地域の病院へとつなぐ例が多いところもあるようです。
それに対して当クリニックは、「患者さんが望む場所で最期を迎えられる」ことを基本方針としています。本人に「最期まで自宅で」という希望があれば、できるだけ緊急搬送を減らすべく、在宅での治療や生活支援に力を入れています。また看取りが近づいた時期には、本人と家族が不安や緊張に苛まれて在宅看取りを諦めることがないよう、終末期の医療・ケアをかなり手厚くしています。
その結果、過去5年間(執筆当時・静岡ホームクリニック)の実績でも、在宅療養をされている人のうち、8、9割は自宅(有料老人ホームなどの施設を含む)での看取りを実現されています。これは全国でもトップクラスの在宅看取り率といえます。
「最期まで、自宅で自分らしく過ごしたい」という人は、在宅看取り率をチェックし、医療機関の姿勢や実績を確認したうえで、在宅医療クリニックを選ぶと安心でしょう。